マテリアリティ-Materiality-
4つのマテリアリティ
当社は、「必要とされる次へ。」をコーポレートスローガンに、「未来を今に近づける”ソーシャルDX”カンパニー」として、事業活動を通じ、環境問題や社会課題の解決に向けた取り組みを推進していきます。当社が優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティを重要なテーマとして掲げました。社会をより良く変革していくため、サステナブルな企業成長、サステナブルな社会の実現を目指していきます。
環境負荷の低減と循環社会への貢献
私たちは環境への取り組みと、従業員ひとりひとりの環境配慮への意識向上を目指します。また、事業を通じた環境負荷の低減や循環社会への貢献へ取り組んでいきます。
SDGs目標
当社は環境への対応を重要なテーマと捉え「環境負荷の低減と循環社会への貢献」をマテリアリティの一つとして掲げました。また、マテリアリティに沿った「取り組み事項」、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書から想定される「リスク」、取り組み事項に該当する「SDGs目標」を抽出しました。SDGs目標として、ゴール2(飢餓をゼロに)、ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)、ゴール12(つくる責任 つかう責任)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)、ゴール14(海の豊かさを守ろう)、ゴール15(陸の豊かさ守ろう)の6つを掲げました。
取り組み事項とリスク
取り組み事項
・社内の書類や申込書契約書等の書類のペーパレス化。
・車両のEV化・ハイブリッド化によるCO2の削減。
・フロア内照明の感知センサーによる自動点灯・消灯、会議室等の手動による点灯・消灯。
・オリジナルエコバック全社員へ配布によるビニール袋などの削減。
・エコ商品の購入。グリーン購入法適合製品の使用。
・機密文書の処理後、製紙メーカーで段ボールやトイレットペーパーなどさまざまな製品へのリサイクル。
リスク
・電力を中心としたエネルギー消費、CO2排出という環境への負荷をかけることが、社会に認知されることによるグループブランド棄損。
・気候変動による、不動産をはじめとした会社が保有する資産の価値低下。企業のオペレーション・サプライチェーン途絶による収益の減少。自然資源、食料などの減少による原材料の価格上昇。
KPI
目標テーマ | KPI項目 | 2025年度目標*1 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
脱炭素への貢献 | Scope1.2*2 合計のCO2排出量削減率 | 22%以上 | |||||
EV・HV車両の導入率 | 45%以上 | ||||||
事業所の電力の再生可能エネルギーへの切り替え | 70%以上 | ||||||
循環型社会の構築 | 廃棄物排出量の削減率*3 | 20%以上 | |||||
プリンターの使用料の削減率 | 前年度比削減 | ||||||
自然との共生 | 製品パンフレット・カタログ・チラシの森林認証紙比率 | 80%以上 | |||||
生物多様性への対応 | サンゴ植樹 | 継続実行 |
*1 2021年8月時点の数値を基準とした目標です。
*2 TCFD提言の温室効果ガス排出量のScope1.2を指します。
*3 店舗DXを推進する株式会社USENの目標です。
変化・進化をし続ける、健全で透明性の高い経営
社会に必要とされ続ける企業として、変化・進化をし続けることで、社会全体の課題解決を促し持続可能な経営、持続可能な社会を目指していきます。
また、内部統制制度や機能の実装およびコーポレートガバナンスコードの遵守、リスク管理体制の構築により、健全で透明性の高い経営を実施していきます。
SDGs目標
当社は変化・進化を重要なテーマと捉え「変化・進化をし続ける、健全で透明性の高い経営」をマテリアリティの一つとして掲げました。また、マテリアリティに沿った「取り組み事項」、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書から想定される「リスク」、取り組み事項に該当する「SDGs目標」を抽出しました。SDGs目標としてゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、ゴール10(人や国の不平等をなくそう)、ゴール16(平和と公正を全ての人に)の4つを掲げました。
取り組み事項とリスク
取り組み事項
・20以上の事業会社から成り、相互補完的でバランスのとれた事業ポートフォリオを構築。
・市場の変化に対応するスピードを意識した変化・進化をし続ける経営。
・中期的な企業成長を支えていく経営者育成/人材育成。
・中小企業や個人事業主の課題解決や生産性向上に寄与することで、日本経済全体の活性化や持続的成長に貢献する。
・コーポレートガバナンスコードの各原則に対する取り組み方針や取り組み状況を明確に開示し遵守。
・実効性のある内部統制システムの構築。業務運営リスクを管轄するリスク管理体制の構築。
リスク
・IoT、AI等、新技術の台頭に伴う既存ビジネスモデルの陳腐化。
・事業が多角化されることによるリスク管理不足。
・競争力低下による、適切な製品サービスの製造、提供不足。
・コーポレート・ガバナンス、内部統制の機能不全に伴う事業継続の困難化。
KPI
目標テーマ | KPI項目 | 2025年度目標*1 | |||||
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コンプライアンス | コンプライアンス研修(eラーニング)の回答率 | 100% | |||||
コンプライアンスプログラム相談窓口*4 への報告件数のうち 重大な法令違反及び会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事項 |
0件 | ||||||
コーポレートガバナンスコード対応・情報開示 | コーポレートガバナンスコード全項目に対する準拠 | 全項目準拠 | |||||
統合報告書やサステナビリティ等各種媒体を通じた情報の開示 | 開示 | ||||||
リスクマネジメント | 情報セキュリティ研修(eラーニング)の受講率 | 95%以上 | |||||
迷惑メール訓練の開封率 | 2.5%未満 | ||||||
Usirt(当社の情報セキュリティ体制)報告件数のうち 重大インシデント案件 |
0件 | ||||||
Safetylink24(当社の安否確認システム)の24時間以内回答率 | 95%以上 | ||||||
備蓄食品・備品の点検回数 | 年2回以上 | ||||||
リスク管理委員会の開催 | 年4回開催 |
*1 2021年8月時点の数値を基準とした目標です。
*4 人間関係・ハラスメント・労働時間・育児介護等の社内相談窓口の他、社外の法律事務所の弁護士を担当者とした窓口がございます。
テクノロジーで人々を、街を、社会を幸せに
プライベート空間へのエンターテインメントの提供により日々の生活を豊かにし、店舗や企業へのテクノロジーの導入により効率性や快適さという価値を提供します。
快適な空間に人が集まり、イキイキとした街、社会を創造し、幸せな人達を増やしていきます。
SDGs目標
当社はテクノロジーによる進化を重要なテーマと捉え「テクノロジーで人々を、街を、社会を幸せに」をマテリアリティの一つとして掲げました。また、マテリアリティに沿った「取り組み事項」、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書から想定される「リスク」、取り組み事項に該当する「SDGs目標」を抽出しました。SDGs目標としてゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、ゴール11(住み続けられる街づくりを)、ゴール16(平和と公正をすべての人に) 、ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)の5つを掲げました。
取り組み事項とリスク
取り組み事項
・店舗DX:テクノロジーで店舗をDX化し、店舗の課題を解決。ホスピタリティ溢れる活気あるお店、イキイキとした街や社会を創造する。
・施設DX:テクノロジーで病院、ホテル等の施設をDX化し、多くの人たちが過ごしやすく幸せな社会生活を送る支援をする。
・ライフスタイルDX:テクノロジーでエンターテインメントを提供し、人々の生活品質の向上、豊かな生活に貢献する。
リスク
・地方の人材流出による過疎化、非活性化の影響が引き金となる店舗サービス事業の衰退。
・コミュニティ衰退による街の魅力低下 ・資産の維持管理不足による価値低下。
KPI
目標テーマ | KPI項目 | 2025年度目標*1 | |||||
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店舗DX | Hospitality Index*5 の増加 | 2.2倍増 | |||||
施設DX | Hospitality Index*5 の増加 | 1.4倍増 | |||||
ライフスタイルDX | QOL Index*6 の増加 | 1.5倍増 |
*1 2021年8月時点の数値を基準とした目標です。
*5 店舗DX、施設DXにおいては、「DX商材の提供拡大による社会への提供価値の拡大」をテーマに、独自に「Hospitality Index」という指標を策定いたしました。
*6 ライフスタイルDXにおいては、「ライフスタイルDXの提供拡大による社会への提供価値の拡大」をテーマに、独自に「QOL(Quality of Life) Index」という指標を策定いたしました。各詳細は補足資料(事業のKPIの考え方)をご覧ください。
イキイキと働ける環境による、すべてのステークホルダーとの共栄
イキイキと生産性高く、安心・安全に働ける環境・職場をつくり、当社で働くすべての従業員の幸福を追求していきます。 また、イキイキと働く社員がより良い事業活動をとおして、仕入れ先・取引先・パートナー・顧客・関わる全てのステークホルダーに対し持続的に価値を還元していきます。
SDGs目標
当社は幸せの提供を重要なテーマと捉え「イキイキと働ける環境による、すべてのステークホルダーとの共栄」をマテリアリティの一つとして掲げました。また、マテリアリティに沿った「取り組み事項」、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書から想定される「リスク」、取り組み事項に該当する「SDGs目標」を抽出しました。SDGs目標としてゴール3(すべての人に健康と福祉を)、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)、ゴール8(働きがいも経済成長も) の3つを掲げました。
取り組み事項とリスク
取り組み事項
・時間と場所の概念を捨て、グループ全体でコアタイムのないフレックスタイム制度、リモートワーク制度、Workers Location制度を導入し、多様で生産性の高いイキイキとした働き方の実現。
・70歳まで正社員として継続雇用する定年再雇用制度により、長く安心して働くことができる環境整備と、エネルギッシュで優秀な人材の持続的な活躍推進。
・社員が安心して長く働くことができ、家族とともに健康で幸福な生活を送るための独自の健康サポート・持続的活躍支援プログラムの整備。
・地方自治体と連携し、新しい働き方・新しい雇用形態の確立。地方で暮らしながらも多種多様な雇用機会を提供し、地域社会の活性化に寄与。
・Diversity, Equity and Inclusion の推進のため、「障がい者」と「健常者」を区別しない障がい者雇用。
・取引先の公平な選定、サプライチェーンマネジメントによる、より良い価値提供のための協業。製品・サービスの安定した供給や適切なサポート対応の実施。
リスク
・時間外労働や長時間労働による従業員の就業能力低下。能力・モチベーション低下による雇用継続の断念。
・メンタルヘルス・ハラスメント、長時間労働問題の発生による人材確保の困難化。社会的評価の低下。
・新製品や代替技術の開発人材不足による競争力の低下。
KPI
浸透度・効果実感のポジティブ回答率
浸透度・効果実感のポジティブ回答率
アラート社員率
10%未満
*1 2021年8月時点の数値を基準とした目標です。